陸マイラーの皆様がポイントサイトでポイントを稼ぐのに使用されている案件の中に「FX案件」がありますよね。口座開設と一定量の取引で大量のポイントがゲットできるウマーな案件です。けれど、口座開設はいいけど取引は・・・という方も多いはず。それにFXってなんだかよくわからないよねって方も多いのでは。実は、私、口座はすでに数年前からいくつか持っていたのですが、その時は、あまり理解しないまま、取引をしていました。(正直それでも利益は出せます。)ということで、今回は、FXとは何ぞやというところから、一緒に勉強していけたらなと思います。興味のある方は、どうぞご覧ください。
目次
FXとは
FX(外国為替証拠金取引)とは、1998年4月に登場した個人向け金融商品で、投資家は、一定の証拠金(担保)を取扱会社に預託することで、その証拠金の何倍もの元本があると想定して(レバレッジ効果)、外国通貨の取引を行うものです。
外国通貨の取引というと、FXだけでなく、外貨預金や外貨建ての投資信託もあります。そして空港等での外貨両替も取引のひとつといえるかもしれません。FXは、FX以外のものと比較して、証拠金の数倍の取引ができるという点や、実際に取引を行う際の価格(為替レート)において有利なものとなっています。
なお、FXには「店頭FX」と「取引所FX」との2種類があり、ポイントサイト等で口座開設するようなものは「店頭FX」です。
店頭FXとは
店頭FXとは、FX業者と投資家が直接取引するものです。取引手数料が無料のFX業者も多く、取引所FXよりも総じてコストが安い傾向にあります。また、店頭FXでは、FX業者が任意に価格を設定します。売値と買値の差額のことをスプレッドといいますが、この売値、買値はそれぞれFX業者が自由に設定していて、両者の差額がそのままFX業者の利益になります。
取引所FXとは
取引所FXとは、FX業者が仲介をして実際の取引は取引所(「くりっく365」)で行われるものです。取引所がFX業者から手数料を徴収しているため、投資家にも必ず手数料がかかり、総じてコストが高くなる傾向にあります。しかし、くりっく365に参加できるFX業者は財務体力に余力のあるFX業者に限られます。また、我々の預ける証拠金は、取引所に全額預託されるので、FX業者に万が一のことがあっても資産はしっかり守られることになります。
FXのメリット・デメリット
FXには、他の外国通貨の取引形態に比べてメリットがある反面、当然デメリットも存在します。
メリット1:取引時の手数料が安い
FXにおける手数料は、FX業者に委託する手数料(売買手数料)と、スプレッド分(売値と買値との差額)との合計になります。売買手数料は大半の業者が無料なので、スプレッド分が実質の手数料となります。よく、スプレッドが「0.3銭」という記載を見ますが、こちらは1通貨あたりの金額なので、FXでよくある取引単位でみると、1000通貨の場合だと3円、10000通貨の場合だと30円が実質の手数料となります。
なお、他の取引形態だと1通貨あたり1~4円です。
メリット2:ほぼ24時間取引できる
為替は世界中で取引されているため、世界のどこかで市場が開いていれば取引ができます。明け方、オセアニア地域の市場が始まり、東京市場が開き、東京市場が終わるころぐらいにロンドン市場が始まり、その後ニューヨーク市場がスタートし、ニューヨーク市場の終わるころにオセアニア地域の市場が開く、という感じ24時間取引可能です。ただし、土日は世界中で市場が閉まるので、取引はできません。したがって、月曜の早朝から土曜の早朝までが取引可能な時間帯です。
メリット3:レバレッジにより少ない金額で大きな金額で運用できる
やはりFXの一番のポイントとなるのがこの点にあります。外貨預金等は10000通貨運用しようと思うと、例えば米ドル100円/ドルとするなら、100万円必要ですが、FXでは、レバレッジ10倍の場合、10万円で運用ができます。10000ドル買った場合に、1ドルが101円に上がれば、利益が10000円になり、10%分の利益を得ることができます。
メリット4:スワップポイントが受け取れる
高金利通貨を買った場合には、スワップポイントというものが受け取れます。スワップポイントとは、金利の安い通貨(例えば円)で金利の高い通貨(例えば豪ドル)を購入した際に、金利差分を日割りしてポイントとして受け取ることができます。豪ドル円を10000通貨買った場合、数年前は一日当たり100ポイント(100円)を受け取ることができました。月にして3000円、年にして36000円受け取れました。今では豪ドルの金利が低下しているので一日あたり30ポイントくらいです。
デメリット1:ハイリスクハイリターン
少ない金額で大きな利益を得られる反面、大きく損失を出すこともあります。先ほどの例で、仮に1ドル99円になった場合は、10000円の損失となり、一気に10%も資産を減らすことになります。
デメリット2:24時間取引されていることのリスク
いつでも取引できる反面、自分がチェックしていない時間でも動き続けています。一晩寝ている間に大きく動いていたなんてこともざらです。(夜寝る前に買って、朝起きてからどうなったか確認したら、一気に2円近く下げて約20000円も損失を出してたことがありました。。。)
デメリット3:金利変動
スワップポイント狙いで通貨を買ったとしても、金利が変動することは大いにあります。金利の変動次第で、通貨間の金利差が逆転することがあってもおかしくありません。
このように、FXには、メリットもあればデメリットも存在します。デメリットの部分(すなわちリスクとなる要因)をいかに小さくできるかがFX取引の鍵となります。
どのようにリスクを減らして取引をするか
陸マイラーの皆様の場合、FX取引はポイントサイトでポイントをゲットするためのものなので、買ってすぐ売るだけだからあまり難しいことは考えなくてもいいかもしれません。しかしながら、為替相場は常に変動し続けるものです。一瞬で2円3円変動することがないとは言い切れません。そのため、リスクを減らす方法について知っておいたほうがいいと思います。
リスクを減らす方法1:変動がおきそうな時間帯で取引しない
FX市場はある程度、変動がおきそうな時間帯を絞ることができますので、その時間を避けて取引することでリスクを下げられます。大きく変動する可能性のある時間帯は、ロンドン市場とニューヨーク市場がオープンしている時間帯(日本時間で18時~24時)です。また、土日等をはさんだ場合には、土日に世界情勢に大きな動きがあると、月曜のオープン時に大きく動く可能性があります。
リスクを減らす方法2:経済政策や経済指標が発表される時間帯をはずす
日本だと主に午前中、米国だとの21時~23時くらいは、重要な経済指標が発表されることが多く、指標の結果次第で大きく変動することがあります。
リスクを減らす方法3:仮に変動しても自動的に売れる(買える)ようにしておく
例えば1ドル100円で買ったものが、急な変動が起こり値下がりした場合に、ほったらかしにしているとずるずる下がっていってどんどん損失が広がります。それを防ぐためにあらかじめ設定した金額まで下がったら売るという注文(逆指値)を入れておくとリスク軽減になります。(ただし、あまりに変動が大きい場合には、注文が通らないこともあるので注意が必要です。)
おわりに
FXについて簡単ではありますが勉強がてら書かせていただきました。多少なりとも皆様のお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
おまけ
じつはFX、海外旅行用の両替にも使える場合があります。それを行っているのが「マネーパートナーズ」です。こちらを利用すると、かなりお得に両替ができます。空港で両替をするよりお得です。海外へ頻繁に行かれる方はぜひ一度お試しください。