おはようございます、モーリーです。
最近の悩み事のひとつが
「ヒルトンのダイヤモンド会員を維持するか」
ということについてです。
ステータスマッチでダイヤモンドを取得して以来、何かとお世話になっているヒルトンさん。
これまでダイヤモンド会員の素晴らしさを体感してきました。
ただ、ステータスマッチでの有効期限が「2020年3月」なので、そのあとはどうしたもんかなぁと悩んでおります。
ということで、ダイヤモンドを維持するか否かを、かかる費用とともに考えてみたいと思います。
目次
ダイヤモンド会員とは
本題に入る前に、ダイヤモンド会員とは何ぞやというのを簡単に説明します。
ダイヤモンド会員とは、ヒルトンオナーズというヒルトングループの会員システムのランクの一つです。
以下の図のようにランクは全部で4段階に分かれています。
その中の一番上のランクが「ダイヤモンド」です。
特典として特徴的なのは、「エグゼクティブラウンジの利用が可能」という点です。
通常はエグゼクティブフロアに宿泊しなければ利用できないのですが、ダイヤモンド会員であれば一番安い部屋に宿泊した場合でも利用が可能となります。
上図には明記されていませんが、Wifiは「プレミアム」という高速のものを利用可能です。
(ゴールド以下は「スタンダード」)
また、部屋のアップグレードもダイヤモンドなら「1ベッドルームスイート」までしてくれる場合があります。
(ゴールドはエグゼクティブフロアまで)
そのほか、各ホテルによって、ダイヤモンド会員向けの特典が用意されている場合があります。
例えば、ヒルトン東京の場合、バーラウンジでのワンドリンク券をもらえます。
ヒルトン東京お台場では、庵スパというスパ施設の無料利用が可能です。
また、ヒルトン東京ベイでは、駐車場代が無料になります。
などなど、メリットは大きいんですよね。
ダイヤモンド会員になる方法(維持する方法)
ダイヤモンド会員になるための方法はいくつかあります。
- 30滞在または60泊する
- ヒルトンVISAプラチナカードを発行して、10滞在または20泊する
- ヒルトンVISAプラチナカードを発行して、120万円分決済する
- ステータスマッチ
初めてダイヤモンド会員になるのでしたら、④が一番簡単です。
ステータスを維持しようと思うと、①~③のどれかになるため、ちょっと大変です。
①30滞在または60泊する
これが一番オーソドックスの維持の仕方だと思います。
出張等でヒルトンをよく利用する方などはこの方法を利用されているのではないでしょうか。
ただ、費用がだいぶかかりそうですよね(^^;
②③ヒルトンVISAプラチナカードを発行する
正式名称「ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード」を発行することで、ダイヤモンド会員になるための条件が緩和されます。
その条件というのが、
「②10滞在または20泊」または「③120万円分の決済」
です。
宿泊数は抑えられますが、カードの年会費がかかってきます。
滞在と宿泊との違いについては以下を参照いただければと思います。
ヒルトン・オナーズVISAプラチナカードとは
そもそも「ヒルトン・オナーズVISAプラチナカード」とはどういったカードなのかを簡単に説明します。
- 年会費:本会員66,500円(税込)、家族会員無料
- 特典1:ヒルトンオナーズ「ゴールド」を自動的に付与
- 特典2:「ダイヤモンド」へのランクアップ優遇
- 特典3:ヒルトンプレミアムクラブジャパン(HPCJ)に無料で自動加入
ざっくり挙げるとこんな感じです。
このほかにもプラチナカードとしての特典はいろいろとありますが、ヒルトンオナーズ関連に絞ってます。
やはり、ダイヤモンドへのランクアップ優遇とHPCJへの無料加入が大きいです。
HPCJについては以下を合わせてごらんいただければと思います。
検討の前に
検討するべきポイントとしては、
- 維持するか否か
- 維持するならどの方法がいいのか(コスト面)
の2つだと思います。
①の比較をするにあたって、②の情報が欲しいのでまずは②から検討してみます。
ダイヤを維持するにはどの方法がいいのか(コスト的に)
なんとなく結果は見えている気がしますが一応検討します(^^;
ダイヤモンド会員を維持するためには、先ほど挙げたように
- 30滞在または60泊する
- ヒルトンVISAプラチナカードで10滞在または20泊する
- ヒルトンVISAプラチナカードで120万円分の決済をする
の3つの方法があります。
大体1滞在1泊くらいだと思うので(私の場合)、滞在数で比較します。
とりあえず、ヒルトン東京ベイを眺めていて一番安かった日の金額が「11,662円(+税・サービス料)」をもとに考えてみます。
各パターンごとに計算してみると以下の表のようになりました。
パターン | 宿泊費 | カード年会費 | 合計 |
①30滞在 | 426,960円 | 0円 | 426,960円 |
②カード+10滞在 | 142,320円 | 66,500円 | 208,820円 |
③カード+120万決済 | 0円 | 66,500円 | 66,500円 |
まぁ、予想はできましたよね(^^;
カードを作ってダイヤモンドを維持したほうが圧倒的に安く済みます。
①と②の分岐点としては、1泊あたり「3,325円」を超えるか否かというところです。
超えれば②がお得、下回れば①がお得ということです。
(厳密には、カードにはHPCJ特典があるのでもっとお得です。)
③については、宿泊する必要がないので費用的には一番安く済みます。
ただ、決済手段としてのメリットは個人的にはあまりないと思っているので、私は選択しません。
年間に大量に決済するかた(例えば、うん百万円とか)であれば、一部をこちらに回せばいいと思います。
でも年間に何泊かすることを考えれば宿泊数で達成し、決済はもっと別の還元率の良いカードに回したほうがいいと思います。(宿泊しないのであればそもそも会員である意味もないですし・・・)
ということで、私は維持するのであれば
②ヒルトンオナーズVISAプラチナカード+10滞在
を選びます。
ダイヤモンド会員を維持するか否か
今回の本題(だと思う)に入ります。
先ほども述べましたが、ダイヤモンド会員のメリットは、
- どんな部屋でもラウンジアクセスが可能
- 部屋アップグレードが1ベッドスイートまで可能
- ホテル独自のダイヤモンド会員向け特典
などがあります。
(他にも朝食無料等の特典はありますが、「ゴールド会員」でも得られるものが多いです。)
この中でも①ラウンジアクセスが一番大きな特典だと思います。
本来ならばエグゼクティブフロア(東京ベイならセレブリオセレクト)に泊まらなければ利用できないラウンジが、どんな部屋に宿泊しても利用できるのですからね。
ラウンジを利用すれば、朝食だけでなく軽めの晩御飯までいただけてしまうのは費用的にもメリットがあります。
それではダイヤモンド会員を維持しない場合はどうするのか。
一応現在、ヒルトンオナーズVISAゴールドカードや、アメックスのプラチナカードのおかげで「ゴールド会員」は維持が可能です。
ゴールド会員の場合は、上記①~③の特典は当然得られません。
ですので、ラウンジアクセスがしたい場合には、
- アクセス可能な部屋を予約する
- アクセス不可の部屋からのアップグレードに期待する
の2パターンが考えられます。
ですが、②はあまりに運任せなので、①で予約するのが確実です。
ということで、以下の条件のもと、維持した場合としない場合とを比較してみたいと思います。
- 維持する:ダイヤモンド会員+最安の部屋
- 維持しない:ゴールド会員+ラウンジアクセス可能な部屋
ラウンジアクセス可能な部屋の条件としては、先ほどのヒルトン東京ベイのツインヒルトンと同日の「セレブリオセレクト」で検討してみます。
とりあえず、ダイヤ維持と同じ「10滞在」で比較します。
宿泊費 | カード年会費 | 合計 | |
維持(ダイヤ+最安部屋) | 142,320円 | 66,500円 | 208,820円 |
維持せず(ゴールド+ラウンジアクセス可能部屋) | 188,070円 | 7,470円 | 195,540円 |
ゴールドカードの年会費は本来13,500円なのですが、マイペイすリボの利用等で7,470円まで下げることが可能なので、その金額で計算しました。
宿泊費とカード年会費との合計だけ見ると「維持せず」のほうが若干安いですね。
ダイヤモンドを維持しないとなると、滞在数も10滞在以下となりそうなので、もっと費用は下がると思います。
また、ラウンジアクセスに興味がない場合も「維持せず」という選択になるかもしれませんね。
あっ
HPCJの存在を忘れていました。
ヒルトンVISAプラチナだとHPCJが無料でついてきます。
ということは、HPCJを利用すれば宿泊費をもう少し抑えられますね。
ということで、HPCJを考慮した場合について考えてみます。
(HPCJについては、国内と韓国のヒルトン系のみですので、海外をメインで考えている方にとってみればあまり意味のないものかもしれません。)
HPCJを含めた比較
先ほどと同じヒルトン東京ベイで検討します。
HPCJで予約しようとすると以下のような費用でした。
先ほどと同じくダイヤ維持の「10滞在」を目安に計算してみました。
宿泊費 | カード年会費 | HPCJ年会費 | 合計 | |
維持(ダイヤ+最安部屋) | 128,140円 | 66,500円 | 0円 | 194,640円 |
維持なし(ゴールド+ラウンジアクセス可能部屋) | 169,330円 | 7,470円 | 10,000円 | 186,800円 |
HPCJ年会費は、基本的には25,000円なのですが、キャンペーンで10,000円で更新できる(らしい)ので、10,000円で計算してます。
少しだけ両者の金額が近づいてきましたね。
実際には、宿泊費やカード年会費、HPCJ年会費だけでなく、上記したホテル独自のダイヤモンド特典も考慮すると、ダイヤを維持したほうが得かもしれません。
(特にヒルトン東京ベイの駐車場代は「1泊3100円」なので車利用の方であればダイヤモンド会員を維持したほうが良いと思います。)
また、宿泊費については、高ければ高いほど差が広がっていくと思うのでトータルでは、ダイヤモンド維持のほうに軍配が上がりそうです。
こう考えると、10滞在以上するつもりなら、ヒルトンVISAプラチナを発行して10滞在したほうが何かといいかもしれませんね。
10滞在以下であれば、ゴールドでも十分な気がします。
せっかくなので
せっかくなので、少し値段のお高めな「ヒルトン東京」でも比較してみます。
キングヒルトンルームと、キングエグゼクティブルームとの比較です。
先ほどと同じく「10滞在」で計算してみました。HPCJも考慮しています。
宿泊費 | カード年会費 | HPCJ年会費 | 合計 | |
維持(ダイヤ+最安部屋) | 278,590円 | 66,500円 | 0円 | 345,090円 |
維持なし(ゴールド+ラウンジアクセス可能部屋) | 370,120円 | 7,470円 | 10,000円 | 387,590円 |
明らかにダイヤモンド維持したほうがお得ですね。
さらにホテル独自の特典を考慮するとよりお得になります。
安い部屋とエグゼクティブフロアの部屋との料金の乖離が大きいほど、ダイヤモンドを維持する効果が出てきますね。
参考
参考までに「ヒルトン東京」「5滞在」で計算してみました。(120万決済で維持することをイメージ)
宿泊費 | カード年会費 | HPCJ年会費 | 合計 | |
維持(ダイヤ+最安部屋) | 139,295円 | 66,500円 | 0円 | 205,795円 |
維持なし(ゴールド+ラウンジアクセス可能部屋) | 185,060円 | 7,470円 | 10,000円 | 202,530円 |
滞在数が少ないとダイヤのメリットは薄くなりますね。
とはいえ、5滞在でトントンということは、ダイヤ維持のメリットは結構大きいかもしれません。
せっかくなので(その2)
今度は、首都圏から離れ「ヒルトン福岡シーホーク」で「HPCJ」込みで調べてみました。
ダブルヒルトンゲストルームとエグゼクティブキングとの比較です。
先ほど同様「10滞在」で計算しています。
宿泊費 | カード年会費 | HPCJ年会費 | 合計 | |
維持(ダイヤ+最安部屋) | 131,800円 | 66,500円 | 0円 | 198,300円 |
維持なし(ゴールド+ラウンジアクセス可能部屋) | 236,150円 | 7,470円 | 10,000円 | 253,620円 |
やはり、最安の部屋とエグゼクティブフロアの部屋との値段の乖離が大きいため、トータルでもダイヤのほうに軍配が上がりました。
とりあえずまとめ
いろいろと比較してみました。
条件がいろいろありすぎて、だんだん頭の中がこんがらがってきました(^^;
とりあえず比較してみてわかったことを列挙してみます。
- 年間10滞在以上するのであればダイヤ維持するメリットは高そう
- 10滞在以下ならゴールドでも構わないかも(特にラウンジに興味がない場合など)
- 安い部屋とラウンジアクセス可能部屋との値段の乖離が大きいほどダイヤ維持のメリットは高そう
- その場合、滞在数が少なくてもダイヤ維持のメリットが高そう。(ただし120万決済が必要)
- 費用としては20~30万くらい
どういったところに泊まるかでだいぶ変わってくる感じでしたので、一概に何がベストとは言えません。
また、今回の検討は「ラウンジアクセス」という点をかなり重視しています。
重視するポイントによっては、結論もだいぶ変わると思います。
今回の比較結果は、あくまで参考ということで。
さいごに
で、結局どうするつもりかって??
まだ迷っています。
ヒルトンVISAプラチナカードを作れば、維持のために定期的に宿泊すると思います。
維持せずゴールドに降格した場合、単にヒルトンに行く機会が少なくなるだけだと思います。
とはいえ、時々、ヒルトンに泊まりたい病が発動して衝動的に予約してしまうことを考えるとダイヤ維持のほうがいいかもしれませんね。
迷っているのでとりあえず、資料請求だけしてしまいました。(^^;
ヒルトンオナーズVISAゴールドを持っているとオンラインでプラチナに申し込みができないそうなので。
あとは維持にかける費用をどう考えるか…
年間20~30万ですからね…
悩みは尽きません(^^;
ということで、本日も最後までお読みいただきありがとうございました♪